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2017年10月

ねじ山修理(1995 XLH883)

先日、ハンドル交換の作業のバイクが入庫してきました。

ハンドルの高さが高くなる為、ブレーキホース、クラッチワイヤーの交換を伴う作業でした。

ブレーキのエア抜きや交換作業は何事もなくスムーズに完了しました。 

そのままクラッチワイヤーの交換に移りました。

   

プライマリー側の根本を緩めたとき、ほとんどトルクがかかっておらず、すぐに緩んでしまいました。 その為密着が悪かったようで、少しオイルも垂れてました。

変だなと思いつつ次のワイヤーをねじ込んで行くと、一応ねじ込めるもののトルクがほぼかけられず、空回りしてしまいました。

その旨をお客様にお伝えしたところ、費用を抑えたいがちゃんと直したいということで、今回はヘリサートを使ってねじ山修理することになりました。

次の日、プライマリーカバーを取り外し、洗浄。そのあと、どうすればまっすぐ正確に、穴を開けタップを切れるか考えこのように固定し作業しました。

 

 力のかかる方向に3点で抑え、浮き上がらないように上から抑えつけました。この時カバーに傷がつかないようにアルミの板を挟んでいます。

 

この方法だと、両手がフリーになり、まっすぐ穴を開けることだけに集中できたのでスムーズに作業を進めることができます。

 

 これが舐めてしまっていたねじです。

実はここからが本番で、穴あけ加工、タップ切り、ヘリサートを入れる作業をしていきます。

まずハンドドリルで21/64インチの穴をまっすぐ貫通させました。両手がふさがっていたため写真は撮れませんでした(笑)

次に5/16-24のヘリサートを入れる為のタップを切ります。そこで普通のT型レンチだとカバーにあたって作業ができないため、ながいTレンを組み立てて作業しました。

これで真っすぐタップを切ることができました。両手がふさがっていたため写真は撮れませんでした(笑)

最後にヘリサートのスプリングをねじ込んで行きます 。

 

これでねじ山修理は完了です!

修理後のねじ山です。修理前と比べると一目瞭然ですね。とてもきれいでさらに丈夫です

このあと車体に取り付け、ワイヤーをねじ込んでみるとちゃんとトルクがかけられるようになっていました。

無事に治ってよかったです!!

 

 

組むときにクラッチ軽くするパーツも入れました! 

走ってみたらとても調子良かったです

今回はこれで終わります。 

補足

社長がこっそり写真とってましたので上げます

 穴あけ加工中

 穴あけ加工直後

 

  ヘリサートの切りかけを飛ばすところ

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