MAINTENANCE

当ショップのインジェクションチューニングはTECHNO RESEARCH社のDIRECT LINKでのノーマルコンピューターの書き換えをメインとしてやっております。 

ノーマルコンピューターを使用するメリットは、ハーレー純正の為、信頼性が高く、初期不良が出づらい、HDディーラーの点検整備が受けやすい、アイドリングは800回転以下(最高600回転)に設定できる、社外コンピューターに比べて総費用が安い事などがあります。

 

 またオートバイのマフラー・エアクリーナーのメーカー・タイプ、排気量、ハイカムの有無、お客様の乗り方、オートバイの個体差にあわせて一台、一台チューニングして行きます。

 

 

巷のよくあるデジタルデータを入れる

だけのチューニングとは違います。

 

 

 チューニングの方法としては、一般道での定速走行やゴー&ストップ、高速道路での高速域や急加速・急減速、丘陵地でのアップ・ダウンを実際に走行し、走行中にスキャンした膨大なデータを基にチューニングをしていきます。

チューニングを始める前に一度車両を確認させて頂きます。

インジェクションモデルの車両とは言え、内燃機関の状態が良いのが前提なのでプラグの汚れ、2次エアー、エアクリーナーの汚れ、各センサー類の不具合が無いか等おおまかなチェックをしてからのチューニングとなります。

アイドリング回転数を下げたり三拍子を実現すると充電の問題が気になると思います。これは電気の充電量と消費量のバランスの問題ですので、アイドリングを下げれば下げるほど、充電量は少なくなり工夫が必要となります。(例:ヘッドライトやテールランプ、灯火類のLED化等)

または普段からのバッテリーの充電などが必要です。

 

ご不明な点やご質問はお気軽にお問い合わせください。

 

今回は2015年式のブレイクアウトのハンドル交換をしました。

ハンドルの高さを8インチアップするため、スロットル・アイドルワイヤー、クラッチワイヤー、ブレーキホース、配線の延長が伴いました。

 

   before

   ⇩⇩ 

           after

ハンドルの色と形が変わり、かなりイメージチェンジしました!

 

スロットル・アイドルワイヤーの交換と配線延長の作業はガソリンタンクを取り外しての作業となります。

ガソリンを抜くときは、安全のことを考えて外での作業をしています。

 

スロットル・アイドルワイヤーはタンクの内側を通ってスロットルボディまで行っています。

 

今回配線は、ハンドルの中に通します。

配線を通すための穴をドリルで開けます。今回は入り口は最初から穴が開いてるものを使用したので、出口の穴だけ開けました。この加工作業は使用するハンドルによって変わります。

1インチのハンドルを使用したため、ドイチェコネクタをばらしての作業です。

CANシステム車はコネクターが小さいので、壊さないように丁寧に行います。

配線に負担がかからないように中に通した後、元に戻して配線延長キットを使用してつないでいけば配線は完了です。

 

次はクラッチワイヤーです。

クラッチワイヤーを交換するときは、ビッグツインの場合トランスミッションのサイドカバーを取り外しての作業なので先にオイルをドレンから抜いておきます。

大体抜けたら、サイドカバーを外します。ほとんどのハーレーはマフラーを外す必要があると思います。

クラッチのレリーズを分解してワイヤー交換をします。

この時にレリーズは社外のクラッチを柔らかくするパーツに交換してないかや、痛みが無いか等も確認しています。

ワイヤーを付けるときは、新しいOリングを入れ忘れないようにと、カバー側のネジが舐めないように慎重にねじ込んで行きます。

ネジが手で締め付けられるところまで締めて、レリーズを組みなおしてサイドカバーを取り付けます。

サイドカバーのガスケットは必ず交換するようにしています。

しっかりサイドカバーが付いたら、ワイヤーを増し締めしてオイルをいれます。

最後にセンターナットの調整をして完了です。ワイヤーの調整はすべての作業が終わった後、エンジンをかけて調整します。

 

次はABS付きのブレーキホースの交換です。

オイルを抜いて、ホースを交換して、エア抜きをするのは今までのバイクと一緒です。

さらにABS採用車種はパソコンに繋いでABSのエア抜きが必要になります。

弊社ではテクノリサーチ社のセンチュリオンというソフトで作業を行っています。

(ノーマルコンピューターのみ作業可能)

ソフトの指示通りに、工程をこなしエア抜きを完了させます。

エアーが完全に抜けたことを確認し、ブレーキフルードの量が適切であれば終了となります。

最後にワイヤー類の調整、各部増し締めの後、試乗点検をして全て完了です!

今回はこんな感じにかっこよく仕上がりました。

乗車ポジションもかなり楽になり、景色が自然と目に入るようになったので、より一層ツーリングを楽しんで頂けると思います!

 

 

 

使用するハンドルやワイヤー類、伴う加工、車種によって前後しますのでお見積り致します。

お店にパーツカタログがたくさんありますので、ハーレーでご来店していただいて、一緒にバイクを見ながらパーツ構成を考えていくこともできますのでご相談ください。

お問合せ、ご来店お待ちしています。

 

こんにちは!

今日は車検のご案内です!

継続車検の基本料金は10万円で、税込みの金額です!

10万円に含まれているものは

・重量税、検査印紙代、自賠責保険料

・法定24か月点検代

・書類作成

・マフラー交換代(ノーマルマフラーが普通につかない場合は相談してください)

・ヘッドライト光軸調整

・最低10kmの試乗点検

 等が含まれています!

車検時に必要で、触った場所(マフラー、ミラー、リフレクター等)は持ち込んで頂いた状態に戻して、納車しますのでご安心ください!

ほとんどのスポーツスター、ダイナ、ソフテール、ツーリングモデルのノーマルマフラーを持っていますので、お客様にマフラーを持ちこんでもらわなくても大丈夫です!

新しい車種や、特殊な取り回しのマフラーは持ってない場合もありますので、お問合せ下さい。

 

カスタム車、旧車などでたくさん手を加えないと車検に持ち込めない場合は、+α料金がかかる場合もあります。

その場合は車体を見ながらその都度お見積り致します。

 

車検時はオイル交換の工賃がサービスになります。BIGTWINは最大4000円+税が普段より安くなるので、お得です!

オイルはASHという国産のオイルを使用しています。性能が高いわりにリーズナブルな良いオイルです。

是非使ってみてください!

 

記載変更(名義変更、住所変更等)、構造変更(寸法変更、チェーンドライブ、定員等)もできますのでお気軽にお問合せ下さい!

料金は内容により、その都度お見積り致します!

できるだけいろいろ対応できるようにしていますので、ご相談ください!

 

写真は、車検を通したバイクの例です。

このスポーツスターは、バックステップになっていて普通の2本出しのノーマルマフラーが取り付けられないため、2in1のノーマルマフラーで対応しました

このロードグライドは、ヘッドライトの光量が足りずに車検に通らないため、手を加え明るさを確保して車検に合格しました。

こんなチョッパーでも保安基準を満たしていれば、車検も合格できますのでお任せください。

 

内容のわりにリーズナブルな車検費用です!

イレギュラーな場合を除き、納期はおおむね1週間程度です!

お客様に持ってきていただく書類が、3点あります。

・車検証 ・自賠責保険証 ・有効期限内の納税証明書 

あと、車検費用の10万円はさきにお支払い頂くようにしておりますのでお願いします。

その他の+αの料金は納車の時で大丈夫ですが、タイヤ交換やカスタムが伴いパーツ代が、高額になるときはパーツ代を先に頂くときもありますのでお願いします。

 

ご来店お待ちしてます!

ねじ山修理(1995 XLH883)

先日、ハンドル交換の作業のバイクが入庫してきました。

ハンドルの高さが高くなる為、ブレーキホース、クラッチワイヤーの交換を伴う作業でした。

ブレーキのエア抜きや交換作業は何事もなくスムーズに完了しました。 

そのままクラッチワイヤーの交換に移りました。

   

プライマリー側の根本を緩めたとき、ほとんどトルクがかかっておらず、すぐに緩んでしまいました。 その為密着が悪かったようで、少しオイルも垂れてました。

変だなと思いつつ次のワイヤーをねじ込んで行くと、一応ねじ込めるもののトルクがほぼかけられず、空回りしてしまいました。

その旨をお客様にお伝えしたところ、費用を抑えたいがちゃんと直したいということで、今回はヘリサートを使ってねじ山修理することになりました。

次の日、プライマリーカバーを取り外し、洗浄。そのあと、どうすればまっすぐ正確に、穴を開けタップを切れるか考えこのように固定し作業しました。

 

 力のかかる方向に3点で抑え、浮き上がらないように上から抑えつけました。この時カバーに傷がつかないようにアルミの板を挟んでいます。

 

この方法だと、両手がフリーになり、まっすぐ穴を開けることだけに集中できたのでスムーズに作業を進めることができます。

 

 これが舐めてしまっていたねじです。

実はここからが本番で、穴あけ加工、タップ切り、ヘリサートを入れる作業をしていきます。

まずハンドドリルで21/64インチの穴をまっすぐ貫通させました。両手がふさがっていたため写真は撮れませんでした(笑)

次に5/16-24のヘリサートを入れる為のタップを切ります。そこで普通のT型レンチだとカバーにあたって作業ができないため、ながいTレンを組み立てて作業しました。

これで真っすぐタップを切ることができました。両手がふさがっていたため写真は撮れませんでした(笑)

最後にヘリサートのスプリングをねじ込んで行きます 。

 

これでねじ山修理は完了です!

修理後のねじ山です。修理前と比べると一目瞭然ですね。とてもきれいでさらに丈夫です

このあと車体に取り付け、ワイヤーをねじ込んでみるとちゃんとトルクがかけられるようになっていました。

無事に治ってよかったです!!

 

 

組むときにクラッチ軽くするパーツも入れました! 

走ってみたらとても調子良かったです

今回はこれで終わります。 

補足

社長がこっそり写真とってましたので上げます

 穴あけ加工中

 穴あけ加工直後

 

  ヘリサートの切りかけを飛ばすところ

車検やります!


  
旧車~最新モデルまで車検やってます。
基本料金は10万円です。
マフラーや、その他カスタムがしてあってもこちらで車検仕様にして車検に持ち込みます。
納品の際は元の状態に戻してお渡しします。
24ヶ月点検は、ディーラー並みの点検整備を致します。
 
その他、オイル交換やブレーキパッド交換、タイヤ交換は実費がかかります。
 
些細なことでもご質問がありましたらお気軽にお問い合わせください。 
 
 
 
 
 
 
 

ワンオフハンドル&ワイヤリング

スポーツスターにワンオフでライザーレスのショートハンドルを製作しました。せっかくなので配線は中通しでシンプルに!

 

 

 

 

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